ナメコ
2007年03月28日

ナメコ:食
大きなブナの倒木にびっしりと生えたナメコは、身も心も震わせてくれます。こんなすごいものが、自然の山の中にあるの?ウッソーと、腰砕けになったとしてもおかしくありません。
私が野尻湖へ移り住んだ遥か前のこと、妙高山の上の方へ知人のきのこ名人が連れて行ってくれました。とある場所で立ち止まると大きな切り株にナメコがびっしりと生えていました。樹皮のくびれから傘の開いたナメコがあちらからもコチラからも、とにかく満員電車の中のように鈴なりなのでした。そのときとった私の行動は、「辺りに誰もいないかな」。名人以外、誰もいるわけない山奥なのに、なぜか嬉しくて興奮して、誰かいないかが気になる、本能的な苦笑いする行動なのでした。
獲物を採り、少し落ち着いて待てよと思い、切り株の裏側をのぞいてみました。もっとたくさんのナメコがいました。ビックリしながら又採りました。やれやれ、重くなったと地面に腰をかけると、倒木から打ち払ったブナの枝にこれまた、あそこにここに、至るところ地べたにナメコを発見! 私がきのこに狂い始めたのはこのときからでした。自然界の不思議さ、奥深い魅力にはまりました。そこには紛れもなく山の幸の世界があったのです。


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