ハナイグチ(ジコボウ)

2008年10月06日


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ハナイグチ(ジコボウ):食

カラマツの根と共生している菌根菌です。ハナイグチはカラマツの根から養分をもらい、お返しに土から水やリンなどを吸ってカラマツに与えています。又カラマツの根に対して、土の中にいる病原菌からの攻撃を防いでいるそうです。生きている木と共生している訳ですから、カラマツの木を見つけたら辺りをよく見てみましょう。ことにカラマツの木のそばに空間があり、草地があるようなところが大好きな環境です。

煮物、鍋物、醤油漬けなどに合います。良い時期とよい場所なら、あっという間にビクは満杯になります。傘の直径が4~5cm程度までは全部が食用となります。5~6cm以上になるとヒダの老化が進んでやわらかくなるので、洗うときにヒダを取り去り、傘と柄を食べます。傘の表皮に当たるヌメリの部分がことに美味しいので、大きくなってしまった場合は表皮だけを食用にするのも一手です。

 

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イグチ科のきのこの傘の裏面がスポンジ状になっていて、この部分を管孔(かんこう)と呼びます。この写真のようにスポンジの粒粒がほとんど目立たないくらいきのこが若いと上物です。柄の長さの中間くらい、色が変わるあたり、あるいはつばの下あたりで切り落とし、上部を鍋に入れたり、煮つけるのもよいですね。さっとゆでて醤油漬けにする”漬け”は絶品です。

 

   

 

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